筋トレを行ってバルクアップを行ったり、ダイエットする人にとって、食事制限は切っても切り離せないもの。
その過程で、ラーメンが好きな人にとっては、その中毒性にどうやって付き合ったらいいかわからないことかと。
基本的に食事制限中のラーメンは厳禁ですが、当記事では、ラーメンに対する欲求とどう向き合っていくか、また止める場合にはどのようにやめていけばよいかについて解説していきたいと思います。
ラーメンのNGな食べ方について
様々な麺類の中でも特に高カロリーなラーメン。
脂質や炭水化物の過剰摂取により、筋トレの効率を落とすことはもちろん、生活習慣病をはじめとした健康被害への影響もあります。
チャーハンやご飯と合わせて食べる
中華料理店のメニューには、ラーメンと合わせて、白ごはんやチャーハンをセットで食べるメニューが挙げられています。
ただ、これらのメニューは炭水化物を過剰に摂取させてしまう効果があり、高カロリー食です。
また、必要な野菜類も不足しています。
もしラーメンを食べるなら、トッピングにネギをいれるなど、不足した野菜類を補う工夫が必要です。
スープを全て飲み干す
ラーメンを高カロリー食たらしめてる理由として、スープのカロリーが挙げられます。
麺だけでなく、スープをどれだけ飲み干すかで、摂取するカロリーが大きく変わってきます。
ちなみに、成人男性の1日の適正塩分摂取量は、1日7g程度といわれます。
平均的なラーメンの塩分含有量は、7.5g含まれており、一杯食べる食べるだけで、1日の摂取留めるべき量を超えてしまいます。
スープの飲み干しには注意が必要です。
夜食としてのラーメン
夜の遅い時間ラーメンに食べるのもNGです。夜(寝ている間)は、体内のエネルギーの消費ができず、体脂肪の合成にエネルギーを使います。
特に、ラーメンのような高脂質の食品は、消化器系に負担をかけ、消化に時間を要します。
その結果として、円滑な睡眠を妨げ、成長ホルモン、テストステロンの分泌を妨げます。
体脂肪合成を回避し、ホルモン分泌を適切に行うために、夜ラーメンを食べることは控えましょう。
筋トレ中のラーメンの上手な楽しみ方!ラーメン欲求を満たす!
ただ、筋トレ中でも、食べるタイミングや、具材の調整、また筋トレの負荷などを考え、ラーメンを楽しむことも十分に可能です。
筋トレ後に食べる
筋肉は、筋トレによって、微小に損傷し、栄養素によって回復することによって筋肥大します。
運動直後の数時間は、体が栄養素を吸収しやすい状態にあります。この「メタボリックウィンドウ」と呼ばれる時間帯に栄養を摂取すると、筋肉の回復と成長が促進されるとされています。
炭水化物の重要性
炭水化物はエネルギー源として重要で、筋トレ後に摂取すると、筋肉のグリコーゲン(エネルギー貯蔵物質)の再合成を助けます。ラーメンの麺は炭水化物が豊富で、筋肉のエネルギー補給に役立ちます。
タンパク質の役割
たんぱく質は筋肉の修復と成長に不可欠な栄養素です。ラーメンの具材に含まれるチャーシューや煮卵などは、たんぱく質の良い供給源となり得ます。
ナトリウムと水分補給
筋トレ中の発汗で失われた電解質を補うためにも、ナトリウムが含まれる食品が役立ちます。ラーメンのスープに含まれる塩分は、適度に摂取することで、失われた電解質の補給に役立つ場合があります。
具材の調整
ラーメンを食べる際、具材の選択に注目することは、栄養バランスを改善し、特に筋トレをしている人にとって重要です。
具材はラーメンの栄養価を高めるだけでなく、食事の満足度を向上させる要素でもあります。
タンパク質としての具材
チャーシュー:
ラーメンによく使われるチャーシューは、優れたタンパク質源です。タンパク質は筋肉の修復と成長に不可欠で、特に筋トレ後には重要な栄養素。チャーシューは、味わい深く、食べ応えがあるため、筋トレによる大きなエネルギー消費にも対応できます。
煮卵:
ゆで卵、特に味付け卵は、高品質なたんぱく質とビタミンを含んでいます。卵に含まれるたんぱく質は、筋肉の回復を助けるだけでなく、持続的な満足感を提供します。
野菜
栄養バランスの向上:
野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、これらは体の機能をサポートし、消化を促進します。例えば、ネギ、もやし、ほうれん草、キャベツなどは、ラーメンに追加するのに適した野菜です。
食事の満足度:
野菜を増やすことで、ラーメンを食べる際の満足度を高めることができます。野菜はボリュームがありながらカロリーは低いため、より多くの食物を摂取することができ、満腹感を得やすくなります。
ロカボ麺を活用する
ロカボ麺は、従来の麺類に比べて炭水化物の量が少なく、特にダイエット中の食事に取り入れやすい特徴を持っています。
ロカボ麺の基本的特徴
炭水化物の低減:
ロカボ麺は、小麦粉を使用せず、こんにゃくや大豆などを原料としているため、通常の麺類に比べて炭水化物が少ない。
高たんぱく質:
大豆を使用したロカボ麺はたんぱく質が豊富で、筋肉の維持や成長に役立つ。
食物繊維の豊富:
ロカボ麺は食物繊維が豊富で、満腹感を得やすく、消化を助ける。
あくまで自分へのご褒美として
ラーメンに使用される中華麺はスープと組み合わさることで、高カロリー、高脂質、高糖質の食品となります。
そのため、高頻度で食べることはお勧めできません。
脂質や塩分の過剰摂取は、筋トレの効率をおとすだけでなく、生活習慣病をはじめとした健康上のリスクにも関わります。
一方で、具材の調整などにより、適度なたんぱく質の摂取が可能な食品でもあります。
筋肉へのグリコーゲン蓄積を促進するホルモンであるインスリンが分泌されることもわかっています。
筋肉へのエネルギーチャージに効率的であり、同じ麺類のそばやうどんより優秀な食品へいえるでしょう。
筋トレ中だからといって、極度に避ける必要はありません。
週に1、2回程度の適量楽しむのであれば、問題ありません。